こんにちは。ギグベースプラス編集部です。
働き方の多様化により、雇用形態にとらわれることなく転職をする方が増えてきました。
一方で「転職したいけど踏み出せない」「周りに転職したことのある人がいないからどうしたら良いのかわからない」といった思いを持つ方も多いのではないでしょうか。
今回は、転職を複数回経験した奥山さんにインタビューしました。
新卒で社会人になってから2回の転職活動を経て、現在3社目の企業で勤務している奥山さん。昔から「人の役に立ちたい」という気持ちはずっと変わらないと言います。
「自分のすることで誰かに喜んでもらえる、それを実現できる職場で働きたい」、そんな思いを持つ奥山さんのキャリアストーリーをご紹介します。
経歴
- 1社目
新卒で入社した大手旅行会社で、約2年間国内外の旅行販売を行う。2年目では海外ウエディングを任されるように
- 2社目
人材営業のキャリアアドバイザーとして、看護師の転職支援をメインに業務に従事。病院やクリニックの転職先支援や入社アドバイスなどを対応
- 3社目
大学教員として、クラス運営をはじめオープンキャンパスや学校行事への参画などを行う
人の役に立ちたいという気持ちは変わらなかった
1社目の旅行会社では国内外の旅行手配を行い、お客様とのコミュニケーションを通じて仕事のやりがいを感じていましたが、成約件数によるインセンティブはほぼありませんでした。自分の仕事をもっと評価してもらいたい・自分の介在価値を高めたい、そんな一心で転職を決意しました。
2社目でのキャリアアドバイザーの仕事は、転職希望者に対する精神面でのフォローなどにやりがいを感じていましたが、仕事量が多く体調が優れないことが多くなり、ワークライフバランスを充実させたいと思い、転職することに決めました。
全く異なる業界の企業2社で働いてみて「人の役に立ちたい」「コミュニケーションを取りたい」と改めて感じたので、自らの経験をこれから社会人になる学生たちに伝えたいと思って、大学教員になることを決意しました。
焦って決めるのではなく、自分の軸を優先して
1回目の転職活動では、働きながらエージェントを利用しました。10社ほど紹介してもらいましたが、「その全ての企業から内定をもらう!」という心持ちでかなり気合を入れて頑張りました。その結果、開始から1ヶ月で内定をもらうことができました。面接対策として、企業の第一印象を書き出して、その企業に合わせた伝え方などを工夫するようにしました。
2回目の転職活動は、退職して1ヶ月ほど休んでから開始しました。実際に転職活動をスタートして内定をもらうまでは5ヶ月かかりました。1回目と同じくエージェントを利用しましたが、この時は企業の情報収集をする程度に活用していました。1回目とは対照に、焦って決めるのではなく時間をかけて、自分が軸にしている「人の役に立てる」かどうかを第一に考えて転職活動をしていました。
転職活動をすることが自分探しの旅に
転職自体は不安でしたが、エージェントを利用することで転職活動のノウハウを教えてくれたので、不安はあまりありませんでした。
働く中で「業務が自分に合わない」「人間関係がうまくいかない」など人それぞれ悩みがあると思います。転職は怖いと思うかもしれないですが、そこから一歩踏み出さないとキャリアアップの可能性は見えてこないと感じました。
自分が転職するうえで、仕事に対するやりがいや達成感を見出すことは譲れなかったので、常にマインドを強く持つようにしていました。今までの就業経験は無駄にならなかったですし、転職活動を行うことで新たな自分の一面を発見することができました。自分の中での「働くことに対する軸」をぶらさずに、後悔しない人生を歩んでいきたいです!