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5G通信に続く6G通信とは?企業や社会にもたらす影響を解説

2020年に次世代高速通信技術である5G(第5世代移動通信システム)が発表されてから現在まで、我々を取り巻く生活がより豊かになっているなか、6G(第6世代移動通信システム)の登場が噂されています。

5Gの次に控えている、最新技術の6Gはどのようなものなのか、まだまだ情報は多くありません。そこで、こちらの記事では6Gとは何か、社会にもたらす変革の概要、実現するために必要な技術などを詳しく紹介していきます。

6G通信の概要

6Gとは2030年代に導入予定とされている第6世代移動通信システムです。

総務省が掲げる「Beyond 5G」を聞いたことがある方もいるかもしれませんが、現在実装されている5Gの「高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」といった機能が6Gの実現で高度化されるうえに、「超低消費電力」「超安全・信頼性」「自立性」「拡張性」といった持続可能な価値が創造されるとされています。

このような夢の通信技術が開発されるに至るまでの、これまでの通信技術について振り返ってみましょう。

1Gから6Gまでの歴史

通信移動技術の始まりは1980~1990年代までさかのぼります。バブル全盛期のころ、車内で携帯電話を使用している映像をテレビで見た方も少なくないと思いますが、電話回線がなくとも音声通話や簡単なメールの送受信ができる技術を1G(第1世代移動通信システム)や2G(第2世代移動通信システム)とよびます。

2000年代に入ると3G(第3世代移動通信システム)が導入され、音声通話やメールの送受信以外にも画像や音楽、動画などのメディア情報を利用できるようになりました。

2010年代に導入された4G(第4世代移動通信システム)によって、LTE(Long Term Evolution)が活用されるようになり、無線通信技術の発展と100Mbit/s超のデータ通信・処理速度を実現しています。

そして、2020年に実装された5G(第5世代移動通信システム)は、4Gと比較して、より高速(4Gbit/s超)かつ大容量、低遅延、多端末接続を可能にしました。きたる2030年には、5Gより高速かつ大容量の通信速度を実現する6Gの登場が期待されています。

6Gに備わっている技術や機能

ここからは夢の移動通信システムである6Gに備わっている技術や機能について紹介します。

5Gよりも高速かつ大容量の通信が可能と噂されていますが、具体的にはどのようなものなのでしょうか。コロナ禍による社会変革によって、将来の国民生活と経済の安定的な持続を実現できるとされている特長について迫ります。

100Gbpsを超える超高速通信

6Gの通信速度は最大100Gbpsを超えるとされています。この数値は4Gのおよそ100倍、5Gのおよそ10倍です。極限まで人間の脳の処理能力に近づいているとされており、その結果、文字や画像データのやり取りだけではなく、人間の五感を模した体感品質や情報から安心感を得られるような感情面にシフトした多感通信の実現を目指しています。

人間の感覚を表現できる時代が到来すると、遠隔地にいながらも心を通わすことのできる生活が一般化するかもしれません。

超カバレッジ拡張と超多接続・センシング

近い未来、生活における通信インフラの重要性は現代より高い水準を求められます。生活全般のライフラインに通信は欠かせないため、場所を問わない移動通信サービスのニーズはより高まるでしょう。

そのため、6Gのサービスエリアを限界まで拡張することを目指しており、具体的な数値目標としては、世界の陸上における面積カバー率は100%、さらに超高度の空域や深い海域と現在では届かないようなエリアをカバーするためのカバレッジ拡張を掲げています。

超低遅延と超高信頼通信

遅延速度に関しては5Gのおよそ10分の1を目指しており、産業機器の遠隔操作や工場の自動化など通信の品質や可用性が重要視されている分野での活躍が期待されています。

超低遅延が実現することで、産業面で必要な品質や安全性の担保、遠隔での医療行為の実現など、様々な分野での技術革新が起こるかもしれません。

超高速通信に関しては、6Gは5Gよりも一桁厳しい信頼度を設定しており、信頼度99.99999%を目標に掲げています。

6Gが社会にもたらす変化

6Gによる技術革新が進むことで、どのような社会変化がもたらされるのでしょうか。これから起こるであろう、来るべき社会の想像図について、総務省が発表した「Beyond 5G 推進戦略 6Gへのロードマップ」の内容を参考に紹介します。

データ化社会の実現

6Gの台頭により、社会を取り巻くあらゆる情報がデータ化されることです。超高速で多量のデータをやり取りできるようになることで、世界中の膨大なデータにアクセスできるようになります。

たとえば、現在においても車などの輸送機器や建設機械から入手できるセンサデータがより深く多量に集積されるようになります。人に関しては、ウェアラブル端末から個人の生体情報がデータ化されることで、仮想現実と肉体が繋がるサイバー・フィジカル融合の高度化が促進されるでしょう。

社会問題の解決やSDGsの実現

6Gの台頭は、社会問題の解決やSDGsを実現するとされています。6Gによる超高速通信や超低遅延、超高信頼通信の実現は、居住地を選ばない完全なるリモートワークを可能にし、働き方に対する考え方を根本的に変えるでしょう。

また、リモートワークが可能になることで、教育や医療のリモート化や車・ドローンの自動化、工場ロボットの遠隔操作など、人間の省力化や移動の減少が起こります。その結果、コストと消費電力の削減に繋がり、地球レベルでの資源やエネルギー課題が最適化されます。

バーチャル空間と現実社会の融合

6Gによるサイバー・フィジカル融合の高度化が実現すると、現実世界と仮想空間の2つの世界でデータ共有が加速します。その結果、「Society 5.0」と呼ばれるサイバー社会の実現が起こるかもしれません。

超高速通信によって、リアルな3次元立体映像を空間に投影できるようになれば、現在注目を浴びているメタバースのような仮想空間と現実世界が一体化し、いままでの常識を根底から覆すような技術革新が生まれるとされています。

産業やサービスの無人化

前述のとおり、6Gを活用してリモートワークが実現できれば、産業やサービスの無人化も達成できます。超高速通信や超高信頼通信によりIoTを活用した無人工場や、AIが即座に道路状況を判断し車両制御するような自動運転技術がより発達していきます。

また、接客業務においては顧客の表情や要望をデータとしてインプットし、適切な対応をさせられるようになれば、サービスの無人化も達成できるかもしれません。

味覚・嗅覚・触覚を再現したデバイスの開発

ウェアラブルデバイスの進化は、最終的に五感を感じられるデバイスの開発にたどり着きます。6Gの超高速通信や超低遅延による情報処理は、人間の脳の処理速度を模しているとされています。

もし、人間と同じように処理判断できるようなデバイスが生み出されたら、メタバース空間で海に行けば、潮のかおりを感じられるようになるかもしれません。

6Gを実現するための技術

6Gが実現すると、いままでの社会が根本的に変わってしまうような技術革新が実現するかもしれませんが、6Gを実現するにはどのような技術が必要なのでしょうか。ここからは、6Gの実現のために、現在生み出されようとしている技術について紹介します。

衛星ブロードバンド

衛星ブロードバンドとは、人工衛星を利用してインターネットに接続できるサービスです。衛星自体は昔からある技術であり、SpaceX社では現在およそ1800機の人工衛星を打ち上げています。

人工衛星自体は宇宙に打ち上げられているため、地球の地形による影響は受けません。その人工衛星を介してインターネット接続ができれば、地球上から「圏外」といった概念が消えるかもしれません。地球上から圏外をなくせれば、通信エリアを大幅に拡大できます。

HAPS

衛星ブロードバンド技術に関連して、HAPSも注目を浴びています。HAPSとはHigh Altitude Platform Station(高高度基盤ステーション)の略称であり、成層圏を飛行する通信機材です。

現在は無線基地局を介してネットワーク通信が利用されていますが、HAPSが実現すると海や空といった垣根をこえたインターネット通信が実現されるに加え、災害などで無線通信基地局が破壊されたとしてもHAPSが被災地上空に移動することで安定した通信環境を用意できると考えられています。

まとめ

今回は最新の通信技術である6Gについて紹介しました。

6G技術とは、2030年の実現にむけて現在開発が進められている通信技術です。

5Gよりも超高速・超低遅延・超高信頼通信を可能にすることで現在の社会課題やSDGsの解決、フィジカル・サイバーの融合など社会変革が起きるほどの技術革新が起こるとされています。これからの時代、最新の技術を活用することで新たなキャリアを構築していくことが求められるでしょう。

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この記事の執筆・編集者

gigbase
ギグベースプラス編集部

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