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「自分のお店を開く」ー夢を叶えて働く方へインタビュー!

「夢を叶えて働く」ーーー”自分が持っている夢や目標を達成し、やりたいことを仕事にしたい”と考えたことのある方も多いのではないでしょうか。

今回は「自分のお店を開く」夢を実現させた、京都にお住まいの櫻井さんへオンラインインタビュー。

夢を持ったきっかけや、どうやって夢を仕事にしたのかなどを伺いました。

この記事を読むことで、夢を叶えてみたい方が実際に「夢を叶えて仕事にすること」を実現するためのアクションを起こすきっかけになれば幸いです。

経歴

大学時代は3年生の時に1年間休学し、ワーキングホリデーのビザを取得後、カナダのバンクーバーに留学しました。

帰国して、就職活動を行っていた際は「起業」や「自立すること」をぼんやりとしか考えておらず、広告業界の企業へ入社し2年間企画営業を担当しました。

住んでいた京都はインバウンドの事業が好調だったため、自身でゲストハウスの運営をしようと思い退職。しかし、当時の京都はゲストハウスが乱立していて経営が難しいかもしれないと感じたことと、家業の漬物店「総本家近清」が運営するカレー店「欧風土鍋カレー 近江屋清右衛門」のシェフが辞めることをきっかけに、その店舗を手伝うことになりました。

その後独立し、5年前から自分が立ち上げたスープカレー店
土鍋スープカレー 近江屋清右衛門」を運営しています。

夢を持ったきっかけ

留学を経て視野が広がった

学生時代はアルファベットがわかるくらいで、英語が得意なわけではありませんでした。社会人になったら長期間海外に行くことは難しいだろうと思ったので、留学を決めました。

現地の語学学校では一生懸命勉強し、ジョブインタビュー(英語での面接)を受けてホットドッグ屋台の仕事を始めました。バンクーバーはもともと屋台が多いのですが、日本の食材とホットドッグを掛け合わせた「JAPADOG」というものが現地では人気で、トラックを運転しながら路上販売を9ヶ月ほど行いました。

海外での運転はもちろん、英語での接客やチップの習慣など、現地で初めて経験したことが多く、今でも深く思い出に残っています。

父と祖父の背中を見て、自立したいと思うように

父も祖父も自営業だったので、サラリーマンとして働くというよりは自営業で働くイメージを小さい頃から持っていました。

祖父は京都の烏丸地区で呉服屋を経営していました。小さい頃は家に遊びに行くついでに営業の手伝いをしていましたが、年々着物の需要が減っていったことと祖父も高齢になったことから、店をたたむことになりました。

父は呉服屋を手伝いながらのちに自分で起業し、M&Aの仲介業として、京都の漬物屋「総本家近清」の事業再建を行うなど様々な企業との関わりを持っていきました。

身近に自営業をしている人の存在があったことから、「自分も自立したい」と必然的に思いましたね。

欧風カレー屋さんを継いだ

広告関連企業を退職し、1ヶ月間フィリピンへ留学をしていました。その後、自分でゲストハウスを運営しようと思いましたが経営面などで諦めかけていたところ、家業の漬物店が運営するカレー屋さんから声をかけてもらい手伝うことに。

そこでは実際にカレーを作るだけでなく、運営にも携わりました。シェフが不在の場合でも営業ができるような運営体制を整えたり、店舗の仕組みについて改善策を自分なりに考えてどんどん環境を変えていきました。

自分のお店をオープン

土鍋スープカレー店をオープン

欧風カレーの経営がうまくいくようになり、自身で別店舗を始めようと本格的に思うようになりました。当初は、留学先で出会ったホットドッグ屋を自分もやりたいという気持ちがあったのですが、京都市で路上販売をするのは規制面でハードルが高く、キッチンカーを出すスペースを確保することも難しい状況でした。「自分に何ができるか」を考えた際、欧風カレーのお店で土鍋を使って提供していた”カレー”、特に”スープカレー”がいいと思い、5年前にスープカレー店「土鍋スープカレー 近江屋清右衛門」をオープンしました。

コロナ禍でも機転を効かせた

オープンする1ヶ月半前に物件が決まり、急ピッチで準備を進めていったので開店することに一喜一憂する暇もありませんでした。店舗を宣伝するツールとして広告・雑誌の掲載、ラジオ出演などで認知度を向上させました。また、提供する素材にもこだわり、欧風カレーのお店や漬物屋さんで得た繋がりから、京都市内の野菜やこだわりのお米を仕入れました。

2019年12月以降、コロナウイルスの拡大で客足が止まってしまいました。そこで、以前からやっていたデリバリーに目をつけて売り上げを伸ばすようにしました。カウンターにタブレットを4つ置いて迅速に注文を捌くなんてことをしていましたね(笑)おかげでコロナ禍でも売上が前年比15%ほど伸びました。

海外旅行が再開しインバウンドの方が多く来られるようになり、今年度は全ての月で過去最高の売り上げとなりました。海外の方によるGoogleマップのレビュー評価や、中国のSNSでの店舗紹介で来客が増えました。地道に取り組んできたことが、売り上げに繋がりとても嬉しかったです。

実際に夢を仕事にしてみて

実際に夢を仕事にしてみて、やりがいを感じているのと同時に、関わるクライアントや一緒に働くスタッフのために「自分が何をできるか」ということを常に考えている気がします。

飲食業はお客さんが来ないと商売にならないので、仕事のことを考える時間が増えました。夢は、ただ単に”叶える”ものではなく、それが”目標”に変わり、その目標を実現させるためにすべきことを自分で考えて行動していくことなんだと知りました。

自分の次の夢は、いつかホットドッグ店を開くことです!

この記事の執筆・編集者

gigbase
ギグベースプラス編集部

「ギグベース株式会社」が運営しているオウンドメディア「gigbase+(ギグベースプラス)」編集部です。 ギグベースに関するお得な情報や、タレント様向けの知識、インタビュー等の役に立つ情報をお届けいたします。

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