近年、働き方改革やコロナ禍の影響で、リモートワークが浸透しつつあります。
リモートワークとは、自宅やカフェなどを利用してオフィス以外の場所で勤務を行うことを指します。コロナ禍を経て広く一般に浸透してきた勤務形態だと言えます。
今回は、在宅勤務を3年半ほど継続してきたギグベーススタッフ(筆者)による、コワーキングスペースを活用したリモートワークの体験談を公開します。
コワーキングスペースを利用して感じたこと、活用に際しての注意点や懸念点などを紹介しますので、これからコワーキングスペースの利用を検討している方の参考になれば幸いです。
目次
コワーキングスペース利用の背景
在宅勤務を継続して3年半ほどが経過した筆者ですが、出社頻度は月1回〜2回にまで減り、ほとんどの時間を自宅で過ごしています。そんな中、コワーキングスペースを利用しようと思うに至った背景が2つあります。
在宅勤務に飽きてきた
3年半もの間ずっと自宅で仕事を続けてきた結果、在宅勤務自体に飽きてしまいました。もちろん手を抜かずに仕事が行なえるよう工夫もしているのですが、毎日同じ空間で、1人で、誰とも顔を合わせずにパソコンに向かい続ける状態はさながら修行のようで、変わり映えのない毎日に飽きがきていました。
運動不足が深刻化した
元々運動嫌いだったところに出社に伴う移動がなくなったので、ますます運動不足が深刻化しました。1日の総歩数が1000歩に満たない日もあるような状況で、気づけば在宅勤務を始めてからの2年で体重が大幅に増加していました。
そんな状況を打破するべく近所にコワーキングスペースがないか探したところ、とても素敵な場所を発見したので、思い切って利用してみることにしました。
コワーキングスペース「8Knot」の紹介
今回利用させていただいたのは、足立区五反野にある「8Knot(エイトノット)」さんです。
基本情報
働く・学ぶ・交流できる多目的スペースとして誕生した8Knot。24時間営業で、ドロップイン利用から月額利用、セミナーやイベントなどの貸切利用まで、ライフスタイルに合わせた利用が可能なスペースです。
館内紹介
東武スカイツリーライン「五反野」駅から徒歩1分ほどの場所にある8Knot。駅やバス停からのアクセスが良く、近隣には飲食店も多いのでランチや軽食にも困りません。
店舗自体はビルの3階にあり表通りから角を曲がって細い道へ入るのですが、入口には大きな看板があって迷うことはありません。
店舗に入る際には、専用アプリから入館手続きを行います。スマートフォンでQRコードを読み取るだけなのでとても簡単!扉を開けると、とても広々としたフリースペースが現れます。空いている席であれば自由に使って良いとのことで、その日の気分に合わせて座席を決めることができます。
また、8Knotではフリードリンク制をとっていて、滞在中はドリンクバーを自由に使うことができます。特にコーヒーにこだわっているそうで、ネスプレッソのコーヒーメーカーで入れたての美味しいコーヒーが味わえます。
気に入った設備
今回利用してみて気に入った設備は、リラックススペースと個室です。
休憩時間にリラックススペースにあるリクライニングチェアを使用してみたのですが、何と、背面と足元の両方が電動で動いてくれてとても機能的!一番右の席からは五反野駅のホームを眺めることもできて、息抜きには最高の場所でした。
また、8Knotには予約制の個室が3つあり、無料で利用することができます。コワーキングスペースでの通話や会話も可能ではありますが、個室を利用することでより安心して会議に臨むことができました。
1日のスケジュールの比較
運動不足・マンネリの解消を求めて利用を決めたコワーキングスペースですが、実際に利用してみた1日のスケジュールを書き起こしてみました。在宅勤務の場合のスケジュールと比較してご覧ください。
自宅で勤務した場合
- 8:15 起床、朝食、身だしなみを整える
- 9:00 業務開始
- 13:00 昼食
- 14:00 業務再開
- 16:00 小休憩
- 16:10 業務再開
- 18:00 退勤
コワーキングスペースを利用した場合
- 7:30 起床、出かける準備
- 8:30 自宅を出発
- 9:00 8Knotへ到着、フリースペースで業務開始
- 12:00 リクライニングチェアに座って小休憩
- 12:10 業務再開
- 13:30 ランチ休憩、五反野駅近くの定食屋さんでご飯
- 14:15 業務再開
- 15:00 個室で会議に参加
- 16:00 フリースペースに戻って業務再開
- 18:00 退勤、徒歩で帰宅
比較すると、コワーキングスペースを利用した日の方が圧倒的に歩く量が多いことがわかります。
また、仕事と息抜きの空間を活用することで、メリハリをつけて仕事に向き合えていると言えます。
変化と懸念点
コワーキングスペースを利用したことで見えてきた変化と、活用する際の懸念点についてまとめてみました。
ポジティブな変化
運動不足の解消
コワーキングスペースまでの移動にはバスや電車も利用することができますが、あえて往復4.5kmの徒歩を選択することで、健康を維持するために必要な目標歩数である8000歩をクリアすることができました。定期的にコワーキングスペースを利用することで、運動不足が解消できそうだと実感しています。
サボる気持ちが湧かない
自宅で仕事をしていた時には周りに誘惑が多く、ついついサボりそうになる気持ちを抑える工夫が必要でした。しかし、コワーキングスペースでは常に人目に晒されていますし、周りに自分と同じように仕事をしている人がいるという状況のおかげで、サボりそうになる気持ちすら湧きませんでした。
メリハリをつけやすい
自宅では仕事も飲食も休憩も全て同じ空間で行うため、なかなかONとOFFのメリハリをつけづらい状況でした。コワーキングスペースでは、ワークスペースとリラックススペースを使い分けることができるので、メリハリをつけて業務に向き合うことができました。
懸念点
セキュリティに注意
自宅で勤務する場合、同じ空間の中には自分しかいない・もしくは家族やパートナーに画面を見ないよう伝えることができるので、パソコンの画面を誰かに見られる心配はありません。しかしコワーキングスペースでは常に、背後に人が通る恐れがあるので、パソコン画面ロックや持参した資料を見られない配慮などの工夫が必要です。
座席の確保
一般的なコワーキングスペースではフリーアドレス制のため、利用者が多い場合には、自分のお気に入りの席が埋まってしまっていたり、時には利用できないケースがあるようです。(今回利用した8Knotでは座席が十分にあり、席の確保に困ることはありませんでした。)
集中力を削がれる可能性
コワーキングスペースでは、多数の人がそれぞれに作業をしているので、キーボードの打鍵音や誰かが飲食する音、歩く音など、様々な音が常に聞こえる状態です。そういった環境では集中力が途切れてしまうという人は、イヤフォンをしたり個室を利用したりする工夫が必要です。
まとめ
今回は、リモートワークで陥りがちなマンネリを解消すべくコワーキングスペースを利用した体験談をご紹介しました。コワーキングスペースの利用を検討している方に対して、実際に使ってみる後押しができましたら嬉しいです。
なお、今回利用させていただいた8Knotさんについての情報は、下記からご確認いただけます。
ぜひライフスタイルや仕事への向き合い方に応じて、コワーキングスペースを活用してみてください。
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