こんにちは。ギグベースプラス編集部です。
働き方の多様化により、本業だけに依存することなく働く「副業」が身近な存在となりました。「副業してみたい」という興味はあっても、そもそも本業と両立できるのかという不安や不明点が多いことでしょう。
今回は実際に副業をしているタレントにインタビューを行いました。
副業をきっかけに「新しい自分を発見することができた」と語る乾さん。副業を始めたきっかけや、ご自身の心情の変化について等お伺いしました。この記事を読むことで、副業に関する気づきを持ってもらえたら嬉しいです。
「新しいことをやってみたい」セミリタイアを決意
大学卒業後、アミューズメント業界において7年間ほど勤務しました。その後は北陸地方に拠点を移し、ブライダル業界に従事しました。約6年間、平日はレストラン・土日はウエディング会場として営業するフレンチレストランで、サービス対応やプランナー対応を行いました。
その後、知人のブライダル会社の起業に携わり7年が経過した頃、体調が優れない状態が続いてしまったために、退職して地元の千葉に戻りました。
地元に戻ってから母が体調悪化で倒れてしまい、介護などの知識がなかったので十分に身の回りのサポートをしてあげられませんでした。自分の身近な人を支えられない状況をとても辛く感じたのをきっかけに、ちょうど介護資格の助成補助制度もあったので、8年ほど介護業界に携わりました。
自分の体調が悪化したことをきっかけに今後の人生を考えて、「好きなことをやりたい」「新しいことをやってみたい」と感じたので、セミリタイアを決意し、地元で就職した介護職も退職しました。
副業を始めたことで働き方に対しての意識が変わった
副業を始めたのは、収入を増やしたかったからではなくて、人生一度きりだから趣味や好きなことを楽しみながらより柔軟な働き方がしたいと思ったからでした。自分の体調不良で今後の人生について考えてみた後、同年齢の義姉が他界したことが最後のひと押しとなって、副業することを決めました。
現在は、知人が開いている飲食店での就業をメインとし、ギグベースと、他のギグワークサービスを利用しながら働いています。副業としてギグベースアプリでお仕事を探し始めたのがちょうどコロナ禍だったこともあり、1人で黙々とできる不動産関連のお仕事があったのがありがたかったです。自分の働きたい時にスケジュールの調整ができるため、体調を考慮することもできました。
副業を始めてからは、「働く」ことについての価値観が変わりました。今まではスーツに袖を通して、通勤電車に乗って、月曜日から金曜日まで働くのがルーティンでしたが、職場に通勤する必要がなくなったことで自由度が高まり、自分の趣味に充てる時間が増えました。
20代30代の時と違って何か新しいことに挑戦すること自体が難しいことだと思っていましたが、副業にトライしてみて新しい自分を発見することができました。
副業が自分のもうひとつの居場所に
飲食店での勤務が週3回ほどで怠惰になりがちだと感じていましたが、副業をする上で、収入や業務件数の目標を決めておくことでメリハリをつけるよう意識しました。
飲食店での接客と、ひとりで作業する副業では仕事の内容が全く違いますが、それぞれが自分の居場所になって、コミュニティ形成ができていると感じます。今では自分にとって副業がもうひとつの自分の居場所になっている気がします。
釣りが趣味なのでよく知人と一緒に福島に行くのですが、今後は福島でのコミュニティを作るのが密かな夢でもあります。「やらない後悔よりやる後悔」という言葉を大切にしていますが、その言葉通り、これからも柔軟に働きながら自分の好きなこと・やりたいことに挑戦していけたらいいなと思っています！
